Le Jardin des Tarots(タロットの庭) | DIORMAG

09.28
ショー

Bar ジャケット

1947年にクリスチャン・ディオールがはじめて開催したコレクションショー以来、メゾンを象徴し続けるBar ジャケット。今シーズンのアレンジにマリア・グラツィア・キウリがインスピレーションを得たのは、ニキ・ド・サンファルのワードローブを構成するシューティングジャケットです。カービン銃でのパフォーマンス絵画を制作するためにアーティストが着用したこのアイテムをレザーとニットでアレンジし、鮮やかな色調と官能的なライン、そしてムッシュ ディオールがデザインしたジャケットのウェストを湛えます。

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Morgan O’Donovan

09.28
ショー

その地のエスプリ

火曜日にロダン美術館にて、ディオールの2018春夏プレタポルテ コレクションショーが開催され、芸術家ニキ・ド・サンファルの制作にインスパイアされた地となりました。  

09.28
ショー

Le Jardin des Tarots(タロットの庭)

パリのロダン美術館庭園で開催されたメゾンの2018春夏プレタポルテ コレクションショー。マリア・グラツィア・キウリによりデザインされたシルエットが、巨大な舞台を闊歩しました。その地のインスピレーションをご覧ください。

  • DEFILE PAP PE 2018
    DEFILE PAP PE 2018
    DEFILE PAP PE 2018
    DEFILE PAP PE 2018
  • DEFILE PAP PE 2018
    DEFILE PAP PE 2018
    DEFILE PAP PE 2018
    DEFILE PAP PE 2018
  • DEFILE PAP PE 2018
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Adrien Dirand

コレクションのイメージに従い、ショーの舞台装飾もニキ・ド・サンファルの制作にインスパイアされています。とりわけLe Jardin des Tarots(タロットの庭)と名づけられた彼女の主要作品のひとつは、イタリアのトスカーナに位置する彫刻の公園として、タロットカードのイラストを実物大で演出しています。このプロジェクトは1970年代終盤に開始され、2002年にアーティストの死去をもって終了しました。
こうして、ゲストたちを迎える金網とコンクリートの構造は、ニキ・ド・サンファルが建築作品を創作する際に使用したのと同じ手法で制作されました。
そして最後に、内部には8万2千の鏡の破片が舞台の壁と床を覆い、マリア・グラツィア・キウリによりデザインされたシルエットを無限に反射するモザイクのようでした。

09.28
ショー

エントランス

タロットカードに関する作品をはじめて発表した1985年に、ニキ・ド・サンファルの著書が出版されました。舞台正面に書き写されたのが、そこからの引用文です。« 人生がカードゲームであるとするならば、ルールを知らずに我々は生まれ、大きな賭けに出なければならない。いつの時代も、人はタロットカードでプレーするのを好んだ。詩人、哲学者、錬金術師、芸術家はその意味を解明することに専念した。»
この2つの文章が、コレクションを理解するためのもうひとつの解釈の糸口を授け、この占術に情熱を注いだクリスチャン・ディオールを想起させます。

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Adrien Dirand

09.27
ショー

VIP

  • Camille Rowe

    Naomi Watts

    Britt Robertson

    Karlie Kloss

  • Natalia Vodianova

    Alexa Chung

    Eva Herzigova

    Annabelle Wallis

  • Charlotte Le Bon

    Gabriella Wilde

    Olivia Palermo

    Winnie Harlow

  • Arizona Muse

    Aymeline Valade

    Jeanne Damas

    Chiara Ferragni

  • Aimee Song

    Camilla Coelho

    Negin Mirsalehi

    Liying Zhao

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Getty

09.27
ショー

ニキ・ド・サンファルとディオール

パリで昨日発表された2018春夏プレタポルテ コレクションのために、マリア・グラツィア・キウリはニキ・ド・サンファルの作品に加え、当時ディオールのアーティスティック ディレクターであったマルク・ボアンと芸術家との交友関係からもインスピレーションを得ています。

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Droits réservés

物語の発端は1965年。この年、ニキ・ド・サンファルはウールと紙粘土で初のNanas(女)を発表し、展覧会を企画した画廊の経営者を介して、マルク・ボアンと知り合います。二人はすぐに意気投合。称賛が込められた友情は、それぞれが相手の作品に惹かれているから。美術愛好家であるマルク・ボアンは、Nanasを4体購入します。ストライプの水着姿の大型1体、スリップドレス姿のより小型な1体、体にタトゥーが入った裸体1体、そしてハンドバッグを持った特大を1体。« 彼女の制作に宿る発明の才が好きでした »と打ち明ける彼。ニキ・ド・サンファルに関しては、彼がディオールのために創作するシルエットの独特の様相を評価しています。メゾンの顧客となり、ショーに出席し、アーティスティック ディレクターが彼女のために特別モデルをデザインするまでに至ります。1965年にベレー帽とベルトを巻いて着用した、大きなファーの袖が際立つこのダブルロングコートもその一例。約20年後クリエーター同士のこの絆は永続し、インスピレーションを与える者と与えられる者の交流という形を取ります。1982年、ニキ・ド・サンファルは自身のフレグランス発表時に纏う衣装を、忠実な友へ依頼します。マルク・ボアンはごく自然に、官能的でカラフルな彼女の作品に宿るデザインコードをそこに取り入れます。華やかなこれらの作品のフィッティング風景は永久不変の瞬間として写真に収められ、その中で作業服姿のアーティスティック ディレクターは、2匹のスネークが絡み合った王冠を友の頭上に据えるのです。2年後、単に物事が再現されるかのように、メゾンの1984春夏コレクションショー会場であるグラン・パレの表階段に、Nanaが1体設置されます。ディオールとニキ・ド・サンファルの間で交わされる対話は、今日マリア・グラツィア・キウリにより引き継がれています。

09.27
ショー

シルエット

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